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春のお花見御膳のご提供

日に日に暖かさを増すなか、株式会社ロワールでは介護施設様に春のお花見御膳をご提供させていただきました

 

行事食は毎日食べる食事はもちろん、目でも舌でも楽しめる行事食は介護施設での生活に活力を与えてくれます。特に、食べることが大好きだった方には、行事食を含めた食事のメニューや味つけなど好みに合わないと、介護施設での生活自体に拒否反応を起こしてしまうことも考えられます。

介護施設を見学する際には試食ができる場合もあるので、入居に繋げるアピールのひとつでもあると思います。

 

 

 

 

株式会社ロワールでは、メニューについて統一献立形式をとっておりません。

施設様それぞれで入居者の介護度も違い、職員様の人数も食事介助の時間帯も様々です。

統一献立は会社にとってメリットは大きいですが、お客様にとってはデメリットの方が大きいです。

「蓮根は固くて食べられない」「蒟蒻は誤嚥の可能性はある」など、そのもの自体を禁食にする施設様もあります。でもなるべく食べさせてあげたい。どうにかして食べられる方法はないかと、施設様との給食会議でせめぎ合いの検討を重ねます。

 

私たち給食会社も、蓮根を水煮にした物を仕入れて限りなく柔らかく煮たり蒟蒻を1mm角にカットして調理したりと、毎日試行錯誤の連続です。

 

そういった細かな線引きを作り上げていくことが、現地献立の最大のメリットです。

施設様それぞれに合わせた献立を作成することにより、より柔軟に対応することができ、施設様に寄り添った唯一無二の献立が作成できます。

 

そのため、行事食も施設により内容が異なっています。

介護施設にとって、季節感のある料理を提供することはとても重要です。

行事食の目的には、以下のような目的があります。

 

①食欲を増進させる

介護施設の中では活動量がある程度決まっており、いつも決まった時間に同じメンバーと食事をすることになります。

変化が少ない介護施設での行事食は、普段と違ったものを食べることで箸が進み、食欲を増進させる効果があります。行事食となるとイベントがおこなわれることもあり、生活にも変化が生まれることで食欲が増進することもあります。

 

②季節感を味わえる

ずっと屋内で過ごしていると、四季を感じたり季節感のない生活となってしまいがちです。

介護施設での生活は室温や湿度が管理され、快適に過ごしやすい半面、季節感を感じる機会が少なくなってしまうもの。老人ホームでの行事食は、日頃忘れがちな季節感を感じられ目でも楽しめるよう工夫がこらされています。

 

③生活の質を向上させる

介護施設での食事は、食べやすさや栄養バランスなどを考慮した献立となっています。そのため食材の大きさや種類などが単調になりやすい面もあります。

老人ホームでの行事食は、普段と違うメニューとなるため普段の食事との違いを楽しんでもらえるよう作られています。行事食には特別感があるので、いつもより楽しく食事ができるという方も多いです。